近年の日本人の死因は、第1位「悪性新生物(がん)」、第2位「心疾患」、第3位「老衰」、第4位「脳血管疾患」となっています。
老衰という死因が第三位であるのは、病気や疾病で亡くなる命が少ないということであり、日本の医療が優れていることの証なのかもしれません。
とはいえ、死因の上位には、長きにわたり「心疾患」や「脳血管疾患」が含まれています。
心疾患や脳血管疾患というのは、血管の障害や動脈硬化などによって大きくリスクが上がる病気であり、これらの病気を防ぐためには、生活習慣を見直し、動脈硬化を予防する必要があります。
しかし、運動や食事などの生活習慣を大きく変化させるのは難しく、「分かっていてもできない」という人が多いでしょう。
そこで今回は、そんな人にもお勧めできる動脈硬化の予防方法である、「天然水を飲む」という方法を紹介します。
水分摂取と動脈硬化の関係
まずは水分摂取と動脈硬化の関係性から紹介していきますが、その前に、動脈硬化について復習しておきましょう。
動脈硬化について理解を深めることが出来れば、動脈硬化を予防する方法もイメージしやすくなります。
できるだけ簡単に解説しますので、少し難しいかもしれませんが、ぜひご一読ください。
そもそも動脈硬化とは?
「動脈硬化」とは「動脈の壁が厚くなったり、硬くなったりして、血管が持つ本来の構造や働きが壊れ、スムーズに血液が流れなくなってしまう状態」の総称です。
血液が“どろどろ”になってしまい、それが血管の壁にべとべとにくっついているような状態です。
血管自体が健康であれば、多少血液がどろどろであっても、極端に流れが悪くなるということはありませんが、生活習慣病(高血圧や糖尿病)などによって、血管の壁にダメージを受けていると、その場にどろどろの血液が溜まっていきます。
ひどい場合には、血栓とよばれる血の塊が作られ、これが脳や心臓の血管を詰まらせてしまうと、致死的な病態を呈することもあります。
しかし、動脈硬化がある程度進行していたとしても、患者本人に自覚症状は全くありません。
これが動脈硬化のおそろしいところであり、本人が気づかいない間にも、どんどん病態を悪化させていってしまうのです。
動脈硬化を防ぐには?
このような恐ろしい動脈硬化を防ぐ方法はいくつかあります。
まずは血管自体を「強く」することです。
血管の細胞を密にして、強くしなやかな血管を作り、多少のダメージにはびくともしないような丈夫で健康的な血管を手に入れることです。
そしてもうひとつは、血液をさらさらにすることです。
血液中の糖分や脂質(コレステロール)が多いと血液はどろどろになります。
脂質異常症(高脂血症)や糖尿病などになると、血液はどろどろになり、血管もダメージを受けます。
その他には、血液中の水分が少ないと血液はどろどろになります。
血液中には、ウイルスなどから身を守る白血球、酸素や栄養素を全身に運ぶ赤血球、体の傷を修復する血小板など、様々な成分が存在しています。
もちろん、血液は液体であり、水分も大量に含まれています。
しかし、脱水症状のような状態になり、体内の水分が著しく低下してしまうと、血液中に十分な水分量を補給できません。
このような状態では、血液中の成分同士がくっついてしまい、まさに“ドロドロ”の状態になります。
このように、動脈硬化を防ぐには、血管を強化することとサラサラの血液を手に入れることが重要となります。
天然水で血管を丈夫にして血液をサラサラにする
そこでおすすめなのが、天然水などのミネラルウォーターを沢山飲むという方法です。
天然水やミネラルウォーターには、一般的な水道水には含まれていないような微量元素(ミネラル)が含まれています。
ミネラルには体の働きをサポートしてくれるものが多く、細胞を強くしたり、健康にしたりする作用をもつミネラルも存在します。
そのため、日常から天然水を飲むことで、強くしなやかな血管を維持できる可能性があります。
また、十分な水分を摂取することで、血液中にしっかりと水分を補給してあげることができるため、血液がどろどろになるのを予防することが出来ます。
このように、天然水やミネラルウォーターを沢山飲むという方法は、動脈硬化を予防するためにも、非常におすすめな健康法であるといえます。
もちろん、天然水は美容にもおすすめできるので、美容と健康を両立するためには欠かせないアイテムです。
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