人間のカラダの約60%は水分でできている、と聞いたことはありますか？個として成り立っている私たちですが、半分以上が水分だとは、驚きですよね。
その約60%の水分は、汗や尿などとして少しずつ体外に排出されています。当然それを補っていく必要がありますので、毎日飲み物や食物から水分を摂取していますよね。
せっかくカラダに入れる多量の水分。できることならば安全で良質な水分を摂取したいと思いませんか？
今回は水分補給における注意点や、飲料水のおすすめの飲み方や選び方についてご紹介します。
水分補給とは主に、水の摂取のこと
人間は2〜3%の水分を失うと喉の渇きを感じ、約6%失うと、脱水症状が始まると言われています。1日にカラダが必要とする水分量は約2.5リットルとされており、そのうちの1リットルは食事から、0.3リットルは自然代謝水として補給ができます。ですから、少なくとも残りの1.2リットルは、飲料から摂取しなければいけません。
また、夏の暑い時期や運動後など、汗を多くかくときにはさらに多くの水分補給が必要です。
お茶やコーヒー、ジュースしか飲まずに、”水分を十分に摂っているので問題ない”と思っていませんか？
ドキッとしたあなた。これらは利尿作用があったり糖分が多すぎたりすることから、水分補給とは言い難いのです。
そのため水分補給として飲むのは味がついていないもの、つまり天然水・ミネラルウォーターが適しています。
水を飲む量だけで1日に1.2リットルは飲むべきなのです。
水の飲み方
1.2リットルと聞いて、多いなと感じる人もいるかと思います。
喉が渇いた時だけに飲むのでは摂取できない量ですし、喉が渇いたと感じる時点でかなりの水分を体内から失ってしまっていることになります。
また、まとめてたくさん飲むことで無理矢理1.2リットルを超えようとするのは、良くありません。
500mℓ以上の水を一気に飲むと胃液が薄まり、かえって消化の妨げになります。吸収も悪くなるため、一気に多量を飲む”飲み溜め”は意味がありません。
ですから、こまめに少量を飲むことが理想であり、効果的な水分補給です。1回につきコップ1杯、約150mℓを、30分〜1時間に1回は飲むと良いでしょう。
水分が足りないと脱水症状を起こすだけでなく、肌の乾燥にも繋がります。最低1.2ℓは必要ですが、もちろんそれ以上摂ることができるのなら摂りましょう。
よく女優さんやモデルさんが1日に2リットル水を飲んでいる、という話は聞きますよね。
潤いのある肌を保つためにも、体内の水分量はできるだけ多い方が良いので、1.5リットルを目標にすることがおすすめです。
無理に飲もうとして体調を崩しては元も子もありませんので、こまめにコツコツと飲むことは忘れないでくださいね。
水の選び方
一言で天然水と言っても、種類が多くあります。
まず、天然水=ミネラルウォーターと思っている方が多いと思いますが、実は違います。
ミネラルウォーター類には4つの種類があり、ナチュラルウォーター、ナチュラルミネラルウォーター、ミネラルウォーター、その他のボトルドウォーター・飲料水に分けられます。
一般的に天然水に相当するのはナチュラルウォーターとナチュラルミネラルウォーターです。
なぜ”ミネラルウォーター”が天然水と呼べないかというと、ミネラル成分等を人工的に調整されているからです。
人工的に調整されているとは言え、品質を安定させる為にしていることであり、むしろ安全性が高いとも言えますのでご安心ください。
自然本来の水の味や成分を求めるならばナチュラルウォーターやナチュラルミネラルウォーターを、人の手が加わっていても自分に不足しているミネラル等を補給したい場合や安心して飲料水を飲みたい場合はミネラルウォーターを選ぶと良いでしょう。
自分に合った水で水分補給を
体内水分量や、水分補給における注意点、飲料水の選び方などについてご紹介してきました。
“水”といっても水道水から購入する水まで様々で、それぞれに特徴があります。日本では水道水も飲料として飲むことができるよう処理がされ、基準も厳しく定められています。ですから、もちろん水道水で水分補給をすることも可能です。
より自分に合った水を飲みたいという方や、匂いや塩素を気にせずに飲みたいという方は、先ほどご紹介したミネラルウォーター類の4つの分類を参考に、飲料水を選んでみてください。
ちなみに海外の水道水は飲料に向かない水であることがほとんどですので、安易に飲まないように注意してくださいね。
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