日本人に馴染みがある水は、硬度が低い軟水。ですから、硬水を飲むと、味に違和感を感じる人もいるかと思います。
しかし、硬水に味を感じるのは、ミネラルなどの成分が多く含まれているからであり、健康に良いと日本でも注目されつつあります。
なかでも今回は、シリカが含まれる天然水についてご紹介していきます。
シリカというものが何かを知っていますか?
シリカにはどのような特徴があり、シリカ水はどのような健康効果をもたらすのでしょうか。
早速、見ていきましょう。
シリカとは
シリカとは、一言で言えばミネラルの一種です。
二酸化ケイ素そのもの、もしくは二酸化ケイ素によって構成される物質の総称です。
自然界にも多く存在しており、人体の構成にも必要な成分です。
人間の体内には、皮膚や血管、毛髪、細胞壁など全部で約18g含まれており、臓器の老化や酸化を防いでいます。健康を維持するのに欠かせないミネラルなのです。
しかしシリカは、年齢とともに体内の貯蔵量が減っていきます。
また、いくら貯蔵量があったとしても、体内で作り出すことができません。ですから、食べ物や飲み物で定期的に摂取しなければ、不足してしまうのです。
シリカが含まれる食べ物としては、麦やじゃがいも、青のりなどが挙げられます。
また、最近ではシリカが簡単に摂れるサプリメントなども販売されています。
同じ”シリカ”がついたシリカゲルも、二酸化ケイ素が主な原料です。ですから、誤って食べてしまっても、中毒になる可能性は高くありません。
しかし、食べられませんと書いてあるように、他の物質も入っていますし、化学反応等で性質が変わる恐れもありますので、シリカゲルを意図的に食べるのはやめましょう。
シリカ水とは
先ほどもお伝えしましたように、人体にも必要なシリカですが、体内で新しく作り出すことはできません。
そこで、今注目されているのが、シリカが多く含まれた天然水、シリカ水です。
シリカ水はその名のとおり、シリカが多く含まれている天然水です。
シリカ水にどのような効能があるのか、ご紹介していきます。
骨、歯、爪などを丈夫にする
骨や歯、爪を強くすると聞くと、カルシウムを想像するかと思いますが、シリカも似たような働きをしています。
シリカには、コラーゲンやエラスチンといった組織や繊維を、強力に繋ぎ合わせる働きがあります。
ですから、シリカを十分に摂取していると、骨密度が上がり、丈夫な身体ができるのです。
シリカが不足していると、骨や歯がもろくなったり、爪が割れやすくなったり、さらには髪もパサつきやすくなったりします。
シリカ水を飲んで定期的に補充することで、このような症状を防ぐことができます。
血管の弾力性を保つ
シリカには、血管の弾力性を保つ性質があります。
弾力が保たれるとしなやかな血管の形成ができるため、動脈硬化の予防にもなります。
シリカ水を日常的に摂取することは、血管の健康を維持するのに欠かせないのです。
肌の弾力性を保つ
シリカには、体内のコラーゲンを増やす性質があります。
そのためシリカ水の摂取は、肌に潤いや弾力性を与えることにも繋がります。
また、関節のスムーズな動きにも影響を与えます。
ハリのある肌や健康的な関節を保つためにも、シリカが役立つのです。
シリカの摂取目安量
シリカ水を飲むことのメリットはお分かりいただけましたでしょうか。
シリカを取り入れるのが良いことは分かったけれど、どれくらい摂れば良いのだろう、と思いますよね。
実はシリカの1日あたりの摂取目安量は、国で定められた規定等は存在しません。
しかし、成人が1日あたりに消費するシリカの量は、10〜40㎎と言われています。
ですから最低でもこの数値は摂取することが望ましいのです。
特に、若い人ほど代謝量が多く、シリカの消費量も多いと言われています。40㎎の摂取を目標とし、シリカ水を飲むと良いでしょう。
シリカ水に含まれるシリカの量は商品によって異なりますので、成分表を確認するようにしましょう。
食事にプラスしてシリカ水を
身体を丈夫で健康に保つのに欠かせないシリカ。
穀類や芋類、海藻類にも含まれますが、毎日飲む水からシリカを摂取できるのは、とても手軽ですよね。
もちろん食事もシリカが豊富な食材を取り入れながら、バランスよく摂ることが大切です。それにプラスして、手軽にシリカが補給できるシリカ水を用意しておくと良いでしょう。
今はネットでも簡単に手に入りますし、ウォーターサーバーでもシリカ水を採用している場合があります。
ぜひ手軽なシリカ水を取り入れて、若さと健康を維持しましょう!
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