天然水とはどんな種類の水なのか?
天然水仕込みのビールや発泡酒、ジュースやサイダーなどの広告を良く見かけますね!
「天然水」と書いてあると、それだけで透き通った透明な感覚と、きれいでみずみずしいなどのイメージはありませんか?
そんなイメージだけで購入し、購入した飲み物が実際のイメージと違ったなんてことも経験があるのではないでしょうか?
私たち日本人が良く口にしている水は、大半が軟水です。
その軟水の中の1つの種類が、天然水なのです。
天然水とは、特定の水源から地下水を汲み上げたものを指します。
それに沈殿、ろ過、加熱殺菌以外の処理をしていない水のことなのです。
天然水は別名ナチュラルウォーターとか、ミネラル成分を入れたものはナチュラルミネラルウォーターとも呼ばれます。
これらには水道水とは違って塩素が含まれていないので、悪くなる前に開封後は早めに飲み切りましょう!
ペットボトルの天然水は、細菌やウイルスなどが繁殖しやすいので気を付けましょう。
特に夏場は腐ったり、悪くなったりしやすいので注意が必要です。
天然水の特定の水源とは?
天然水であるためには、特定の水源から汲み上げる地下水である必要があります。
その水源には7種類あります。
地下水は水源の種類だけではなく、深さはどれぐらいか、自然噴出であるのか、温度はどれぐらいか、含まれているミネラル成分が何かによって、分類が変わってくるのです。
①浅井戸水
地下水が湧き出ている一番最初の地層の浅い位置にある水源のこと。
②深井戸水
地下水が湧き出ている二番目の地層の浅井戸水よりは深い水源から採れる水のこと。
地上から少し離れているため、ミネラル分が多く、安全性が高い水である。
③湧水
崖の下、丘の谷間などから自然に湧き出ている地下水のこと。
④鉱泉水
水温25度未満で自然に噴出する地下水のこと。
鉱泉水に含まれているミネラル成分によって、さらに細かく種類が分けられる。
⑤鉱水
鉱泉水と違い、自噴することはないため、ポンプから採る水のこと。
こちらも鉱泉水と同様に、ミネラル成分で細分化される。
⑥伏流水
川床の下に浸透して流れる水のこと。
砂の地層を通してろ過されるので、水質が非常に良い。
⑦温泉水
鉱泉水とは反対で水温25度以上で自然に噴出する地下水のこと。
温度が鉱泉水と比較すると、熱めになる。
こちらもミネラル成分で、細かく分類される。
天然水を飲用するメリットとは?
水道水と違い、天然水にはミネラル成分が豊富に含まれています。
マグネシウム、カルシウム、バナジウムなど天然由来のミネラル成分がたくさん含まれているので、私たちの体に必要なミネラル成分を補ってくれるのです。
まず、天然水を飲むと、血流が良くなり新陳代謝が上がります。
基礎代謝もそれにつれて上がるので、ダイエット効果も期待できますよ。
次に血流が良くなるので、血圧の抑制、コレステロールや塩分をうまく排出するデトックス効果もあります。
体のむくみを解消したり、怖い病気とされている動脈硬化も予防できます。
さらに定期的に水分補給することで、便秘解消にもつながり、老廃物や有害物質がしっかり排出されるので、美肌効果もあります。
最後に、天然水に含まれているカルシウムやマグネシウムは、自律神経などと密接なつながりがあります。
定期的に水を飲むことでストレスを減らしたり、疲労回復などの効果もあり、私たちの体を元気にしてくれます。
何の難しいこともせずに、天然水を飲む習慣をつけるだけで、かなりたくさんのメリットがあるのは嬉しい限りですね!
毎日少しずつでも、こまめに天然水での水分補給が大切なのですね。
まとめ
天然水が私たちの体を健康にしてくれる強い味方であることが分かりました。
でも、一気に大量の水分補給をしても尿として排出されてしまうため、こまめに水を飲むことが重要なのです。
私たちの体には、1日に1.2リットルの飲用水が必要になります。
飲みタイミングを自分なりに決めて、少しずつ水分補給を行いましょう。
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