シリカとは

美容に健康に長寿に。栄養素シリカの知られざる効能とは?

シリカとは

近年、微量元素のひとつであるシリカ(ケイ素)の効能に大きな注目が集まっています。
肌や髪などを強く美しくする美容関連効果が知られるようになってから、多くの著名人やエキスパート達が、毎日の生活にシリカを取り入れていることを明らかにしています。
もちろん、シリカの効果は美容関連効果だけではなく、健康面や老化防止にも影響を与えるといわれています
そこで今回は、様々なシリカ効能を紹介していきます。

シリカ(ケイ素)の基本

シリカとは、ケイ素(Si)とも呼ばれる微量元素の一種です。
微量元素とは、鉄や亜鉛など、人体を構成する微量な元素のことをいいます。
微量元素はミネラルともよばれており、ビタミンなどと同様に、人間にとってなくてはならない栄養素です。

そんな重要な栄養素であるミネラルの一種がシリカであり、あらゆる臓器の老化や酸化を防ぐ働きをしていることがわかっています
特に、皮膚や血管、毛髪、細胞壁などに多く分布しており、美容や健康、若さの維持には欠かすことのできないミネラルだと言われています

肌に対するシリカの効能

ではここからは、実際にシリカの効能を紹介していきます。
まずは代表的なシリカの働きである「肌に対する効能」を解説します。
シリカは人間の体内で様々な働きをしていますが、特に「コラーゲン合成効果」が重要です

コラーゲンには細胞と細胞を結びつける(くっつける)作用があるため、コラーゲンを作り出して活性化することができれば、細胞同士が密接に結びつくことができるようになります。
皮膚細胞の結合が密接になることで、きめ細かい肌や強くハリのある肌を作り出すことが可能になります。
また、コラーゲンには水分を保持する作用があるため、コラーゲンの生成が活性化すれば、肌細胞が水分を保持するのをサポートすることができ、乾燥や刺激に強い肌が手に入ります。
人体にとって重要なコラーゲンを増加する(活性化する)働きを持つのがシリカです。

血管に対するシリカの効果

健康面に対するシリカの効果として重要なのが、血管への働きです。
血管の内皮細胞(血管の内側を構成する細胞)には多くのシリカが存在しており、シリカは血管内皮細胞を作るための大切な栄養素のひとつです。
日本人の大きな死亡原因となっている生活習慣病(高血圧や糖尿病など)は、血管の内皮細胞にダメージを与える病気です。

生活習慣病になると、全身の血管がダメージを受け、血管が詰まったり、血管が破れてしまったり、血管内に血栓(血の塊)ができるなど、さまざまな弊害が出現します。
この状態を放置してしまうと、最終的には、脳梗塞や脳出血、心筋梗塞などの致死的な病気へと発展します。
高脂血症や高コレステロール血漿なども同様です、血液の脂質が多くなることで、血液はドロドロになり、血管の流れが悪くなります。
脂質が多い血液の通った血管には、ドロドロの“汚れ”がたまりやすく、これが血管を傷つける原因となります。

傷ついた血管を修復したり、傷つかないように丈夫な血管を作ったりするためには、血管内皮細胞を構成するシリカなどの栄養素をたっぷりと補ってあげることが大切です。
血管を丈夫にする働きが、シリカに期待される作用のひとつです。

老化に対するシリカの作用

シリカは老化防止に有効な効果を示すと言われています。
もちろん、「シリカを摂取すれば老けない」ということではないため、過剰な広告には注意が必要ですが、シリカには老化防止に直結する「抗酸化作用」が認められています
細胞が老化する現象をより具体的に表現すると、細胞が「酸化する」ことです。
つまり細胞の酸化を防止することができれば、それは老化防止に直結するということになります。
抗酸化作用を持つ代表的な栄養素にはビタミンCなどが存在しており、ビタミンCで肌の老化を防ぐ(肌のきめを細かくする、肌つやをよくする)というのは有名な話です。
そんな抗酸化作用がシリカにも認められているため、シリカを摂取することで若返りが期待できると言われることがあります。

健康・美容・若返り!シリカは様々な効能を持つ可能性が

シリカは近年注目が集まっている栄養素のひとつです。
これからさらに研究が進むことで、新たな効能や働きが発見される可能性もあります。
そして何より、シリカには医薬品のようなデメリット(副作用)がないため、毎日の食事や水分補給にシリカを取り入れることで、全身の健康を陰ながらサポートしてくれるでしょう

健康や美容、さらには老化防止など、様々な効能を持つシリカにはこれからも目が離せません。

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