頑固な便秘の悩み。日本人女性の多くが抱えている悩みです。
もちろん男性にも便秘を抱えている人はいますが、女性は筋力等の身体的理由、女性ホルモンの作用、過度なダイエットなど、特に便秘を引き起こしやすい状況が多く揃っています。
そんな便秘を解消するのに大切な鍵を握るのが、”水分”。
なかでもいま、大きなデトックス効果があると話題のサルフェートをご存知でしょうか？
今回はそのサルフェートとはなにか、また、どのように摂るとより効果が得られるのかをご紹介していきます。
サルフェートとは
サルフェートとは、硫酸化合物の一種、硫酸塩です。マグネシウムなどのミネラル成分と硫酸基が結合してできたもので、ヨーロッパのミネラルウォーターに多く含まれている有用成分です。
日本ではあまり馴染みがありませんが、ヨーロッパでは”サルフェート水”が一般的に親しまれています。
もちろんサルフェートは、ミネラルウォーター以外にも含まれています。温泉にも含まれていますので、日本の水でも、温泉水を飲み水として扱っている場合には、サルフェートが含まれていることもあります。
このサルフェートには、体内に溜まった有害物質を排泄させる力、つまり”デトックス効果”があるとして注目が高まっています。
デトックスによる有害物質の排出で腸内環境がリセットされると、便秘の改善が期待できます。
普段飲んでいる水にサルフェートが含まれていなければ、サルフェート水に切り替えてみてはいかがでしょうか。
水分の摂取
ただサルフェート水を摂取するよりも、より効果的な飲み方があります。
せっかくならば、なんとなく摂るよりも、よりデトックス効果のある摂り方をしたいですよね。
便には、口から体内に入った食物繊維や水分も含まれています。ですから、体内の水分が少なければ硬く、多すぎていれば柔らかくなることがあります。
しかし、ただたくさん水分を摂れば、硬くて出てこなかった便が出るようになる！という訳ではありません。大量の水分摂取=便秘解消、ではないことを覚えておきましょう。
1日の摂取量目安
私たちの身体は、成人であれば約60〜65%が水分で構成されており、排出する分摂取も必要です。排出量は1日あたり約2.5ℓと言われているので、摂取も同じく2.5ℓ相当する必要があります。
平均的な食事をすると、そこから約1ℓの水分を摂取することができ、食べ物を分解してエネルギーを得る際に、さらに約0.3ℓの水分を作り出すことができます。
ですから、残りの1.2ℓは、飲料として摂取しなければいけません。
コップ1杯 (約200mℓ)の水を頻繁に
かといって、一度に一気飲みして、1日1.2ℓ以上を摂取すれば良い、というものではありませんし、それを続けるのは難しいですよね。腎臓に負担をかけたり、むくみの原因になったりもします。
ですから、1杯約200mℓの水を何度かに分けて飲むことが、便秘解消に効果的なだけでなく、身体にも優しい摂取の仕方です。
まず最も大事なのは、朝起きてすぐ。起きてすぐに常温の水1杯を飲み干すことが、便秘解消に効果的です。冷たすぎる水を急に飲むと、胃腸がビックリしてしまうので、常温の水、というのは大切なポイントです。
朝、1杯の水を一気に飲むことで、胃に重みを生じます。その胃の重さによって、すぐ下にある大腸を刺激することができます。水の刺激により腸のぜん動運動が促されると、便意を感じやすくなります。
その後は、食事の際や入浴後、睡眠前などに、それぞれ同じように水を飲みましょう。
いつものお水をサルフェート水に
サルフェートがもつ便秘解消の力、また、その力を最大限発揮するための正しい水の飲み方は、お分かりいただけましたか？
サルフェート水は、日本でも手に入ります。温泉水を含んだ日本製のもの、ヨーロッパからの輸入品、ネットでの販売。常にサルフェート水を飲むのが難しくても、家で水を飲むときはサルフェート水を飲むことができるよう、ストックしておくのも良いでしょう。
サルフェート水を1日の水分摂取量分飲むことに問題はありませんが、あまりに摂り過ぎてしまうと、下痢などを引き起こす可能性もあります。デトックス効果があるからといって、過剰に摂ることはせず、適切な摂取量を心がけてくださいね。
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