天然水はどんな風に体に良い?
よく1日2リットル水を飲むと良いと聞きますよね?
しっかり水分補給を行うことで体内の循環をよくし、新陳代謝の働きを活発にしてデトックス効果を促します。
体に不要なものを溜め込まないことが病気を遠ざけ、健康な体の維持につながってくるのです。
意外に水分をしっかり摂る習慣がないと、なかなか水を2リットル飲むのは至難の業です。
最近は浄水器、ミネラルウォーター、ウォーターサーバーは当たり前のように私たちの身の回りにあります。
天然水はナチュラルウォーター、ナチュラルミネラルウォーターの2つを指します。
ナチュラルウォーターは特定の地下水を供給源とし、沈殿、ろ過、加熱殺菌以外は一切手を加えていない最も天然に近い水を指します。
一方、ナチュラルミネラルウォーターはミネラルが溶けた地下水が原水で、沈殿、ろ過、加熱殺菌などの処理が一切されていない水を指します。
天然水の主な栄養成分は、カルシウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウムなどのミネラルと呼ばれる成分が含まれています。
カルシウムは主に歯や骨を作り、筋肉、神経、心臓などを正常に機能させる働きがあります。
ナトリウムは細胞内外の水分量を調整し、体に必要な水分量を維持する働きがあります。
カリウムは体外に老廃物やナトリウム(塩分)を排出したり、血圧上昇抑制効果、足のむくみの軽減効果などが期待できます。
マグネシウムはカルシウム同様に、歯や骨を作る、筋肉や神経を正常に機能させる働きの他に、体内に摂り入れたビタミンの働きを活発にする働きがあります。
これらは4大ミネラルとも呼ばれ、体の約6割~7割が水分で出来ている私たち人間にとってなくてはならないものなのです。
天然水の硬度とは?
コンビニなどのペットボトルのミネラルウォーターの裏側を見ると、栄養成分などが記載されているシールが貼られていると思います。
硬水や軟水と書かれている表示を見たことはありますか?
硬水や軟水というのは、水の硬度を示したものです。
硬度とは、天然水に含まれているカルシウムやマグネシウムのなどの量を数字に表してものです。
簡単に言うと、カルシウムとマグネシウムが多い水は硬度が高いとされ、硬水と呼ばれる水です。
逆に少ない水は軟水と呼ばれ、硬度が低いとされています。
ちなみに日本で採れる天然水はほとんどが軟水です。
WHO(世界保健機関)が定める硬水と軟水の基準値は、硬水の硬度が120mg~180mg、軟水は0~120mgとなっています。
もちろん、水道水にも硬度があります。
そしてその硬度は採れる地域によって異なります。
地下水は河川などの水と比較すると、硬度が高い傾向になります。
硬度が高いと口に入れた時にコクがあり癖のある重い感じを受け、逆に低くなるとまろやかでサッパリとした軽い味になります。
硬水は肉などの洋風の煮込み料理などに向いているとされ、軟水はお茶やコーヒーなどの飲料を作ったり、日本料理などの出しをとったりするのに向いているとされています。
なかなか手に入りにくい硬水ですが、カルシウムとマグネシウムが多く含まれているので、積極的に取り入れていきたいものです。
血管を強化し、血液をサラサラにする効果があり、さらに便秘の改善や動脈硬化の予防にもつながってきます。
水だけで、かなりの病気抑制効果が期待できるのは素晴らしい限りですね。
まとめ
私たちが普段何気なく飲んでいる天然水には、硬度の違いがあったのですね!
最近は海外のものを取り扱う食料品店などで硬水も手に入りますから、さまざまな用途によって硬水と軟水を使い分けてみるのもいいですね!
天然水のミネラル成分を活かして、健康な体作りを行っていきましょう!
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