天然水には産地による違いがある?
天然水は産地によって水質や味が変化するのを知っていましたか?
天然水には硬度によって、硬水と軟水があります。
日本国内の天然水はほとんどが軟水で、まろやかな味が特徴の水です。
主に飲料水としてよく用いられます。
外国の水は硬水が多く、口に含んだ時に重たい感じを受けます。
硬水は肉などの煮込み料理などに使用することで、成分を満足に活かすことが可能な水です。
水にはミネラル、水素イオンなどの成分が含まれており、水に含まれている成分の違いがダイレクトに水質や味に影響を与えるのです。
特にその中でも天然水は、沈殿、ろ過、加熱処理などをほとんど行っていないものも多く、産地や水源そのものの影響を大きく受けるのです。
日本国内の都道府県別生産量を見てみよう!
日本国内では国産、外国産などのさまざまな種類のミネラルウォーターが売られています。
その数は何と500種類以上にも上ります。
驚きに結果ですね!
日本国内での都道府県別の生産量はどの県が一番多いのでしょうか?
1位山梨県、2位静岡県、3位鳥取県、4位鹿児島県、5位兵庫県の順にランクインしています。
山梨県と静岡県の水は富士山の水です。
この2県で国内生産の約半分を占めているのですから、大変驚きの結果ですよね!
富士山の水には、バナジウムという成分が多く含まれています。
バナジウムは、血糖値の上昇を抑制する作用があるとして、美容やダイエットで注目されている成分の1つでもあります。
糖尿病などの生活習慣病の改善にも役立つと期待されています。
バナジウム天然水は、産後間もない赤ちゃんには体調不良を及ぼす恐れがあります。
しかし、妊娠している女性には血糖値のコントロールやサポートをしてくれるため、是非飲んでもらいたい飲料水でもあります。
南アルプス、阿蘇山などの天然水も有名です。
南アルプスの天然水は、自然ろ過されるので清浄性が高くなっており、硬度30ぐらいのまろやかな軟水です。
阿蘇山の天然水は、名水百選にも選ばれるぐらいの水源が多数ある場所から採れます。
ヨーロッパの天然水がおすすめの理由とは?
日本国内に限らず、海外ではフランス、イタリア、ドイツなどのヨーロッパ諸国、アメリカなどで作られたミネラルウォーターが日本に輸出されています。
その中でもヨーロッパの天然水は、地下で石灰岩地質の地層を長い年月をかけて移動するので、ミネラルを大変多く含んだ硬度の高い水が生成されます。
その逆で日本の場合は、地下水が土壌に滞留する時間が大変短いために軟水となります。
ヨーロッパの硬水はミネラルを多く含んでいるので、是非飲んでもらいたい水です。
しかし、普段軟水に慣れてしまっている日本人が、いきなり硬水を飲むとお腹を下してしまうこともあるので注意が必要になります。
また、ヨーロッパの天然水の基準は大変厳しく、全く手を加えていない水だけミネラルウォーターと呼ぶことが許されています。
殺菌処理を行ったものは、スプリングウォーター、プロセスドウォーターと呼ばれて、ミネラルウォーターとは区分が分けられてしまうのです。
日本国内のミネラルウォーターは、加熱殺菌処理を必ず行われなくてはならないルールがあるため、ヨーロッパの天然水とは全く別物になります。
まとめ
国内外でも、産地が違っても、天然水の水質や味が変わることが分かりましたね!
硬水の方がミネラル成分が高く、私たちの体に良い影響をたくさん与えてくれるのです。
水は毎日口にするものですから、色々な硬度や産地の天然水で一番自分の体や口に合ったものを飲用するようにしましょう。
ミネラルはさまざまな代謝や私たちの体内の機能調整に役立ちます。
美容やダイエット効果も期待できますので、毎日継続して飲みましょう!
私たちの体内で作り出すことができないミネラルを天然水で補い、体の中から素敵なボディを目指していきましょう!
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