気候変動が著しい近年、真夏の連日の猛暑が当たり前となり、室内にいても熱中症で病院に搬送される人が後を絶ちません。
熱中症というのは、炎天下のみで起こるのではなく、極端に温度が高くなる室内や車内でも起こり得る病気(症状)です。
そこで今回は、連日の猛暑を乗り切るために、天然水を使った熱中症対策を紹介します。
熱中症の基本
炎天下の室外や高温の室内に長期間滞在することで、私達の体は自分が自覚している以上に大量に発汗してしまいます。
大量の汗によって体内の水分や塩分が失われたり、体温の調節機能が効かなくなったりします。
その結果、めまい、頭痛、体温の上昇、けいれんなどの症状が現れ、ひどい場合には意識が消失してしまう「意識障害」と呼ばれる状態になることもあります。
これらの症状の総称を熱中症といいます。
炎天下での熱中症は多くの人に知られており、様々な注意喚起が行われていますが、実は「室内」や「車内」でも起こり得るのが熱中症です。
直接日光に当たっていなくても、高温の室内に長期間滞在しているだけで、人間の体からは水分が奪われていきます。
自分が発汗を自覚していないような時こそ注意が必要です。
無自覚の熱中症に注意
夏場になると、毎年多くの人が熱中症で救急搬送されます。
もちろん、患者の多くは「屋外」や「直射日光下」での熱中症ですが、「家で寝ていただけでそのまま意識を失った人」や「車内で強烈なめまいに襲われて緊急搬送された人」など、屋内での熱中症も増加しています。
睡眠時や高温の室内では、自分が思っている以上に体からは発汗しており、特に夏場には急激な脱水や塩分の消失が起こることがあります。
最も注意すべきは高齢者や基礎疾患(心疾患など)がある人ですが、仕事などのストレスを抱えている40代・50代の人も十分な注意が必要です。
ストレスや仕事の疲れによって「無自覚な脱水」が起こりやす状態になっているだけではなく、アルコールや睡眠不足などによって、自分が考えている以上に体力が低下している場合があります。
そのような状態のまま、高温の室内で長時間の作業をしたり、熱帯夜にアルコールを飲んでそのまま寝てしまったりすることで、熱中症を発症する可能性があります。
屋外での飲酒に注意
夏場には、家族旅行やバーベキューなど、屋外で飲酒を行う機会が増えますが、そのような際にも熱中症に注意が必要です。
たとえ日陰で発汗を自覚していなくても、アルコールによって脱水症状が発現しやすくなっています。
また、アルコールの影響で感覚が鈍くなっている事も考えられるため、夏場、屋外で飲酒する際には、こまめに水分と塩分の補給を行う必要があります。
このように、熱中症は屋内や飲酒時など、「無自覚」で発症しているケースが多いため、夏場には、たとえ脱水を自覚していなくても、「定期的」かつ「意識的」に水分補給をする必要があります。
天然水+塩分を補給することが大切
熱中症による脱水時には、体内の水分だけではなく塩分が大量に失われています。
そのため、熱中症対策を行うためには、水分だけを補給するのではなく、塩分を摂取することがとても大切です。
熱中症対策で水分補給を行う際には、塩分やミネラルを豊富に含んだタブレットなどを食べながら、天然水(ミネラルウォーター)で水分を補うことがおすすめです。
熱中症の症状を感じたり、炎天下での作業が必要な時には、スポーツドリンクなどを利用するのがおすすめなのですが、熱中症対策だからと常時スポーツドリンクを飲んでいると、知らず知らずの間にオーバーカロリーになっている可能性があります。
一般的なスポーツドリンクにはそれなりの糖分やカロリーが含まれていますので、毎日大量に飲んでいると、気がついたら体重が増えていたということにもなりかねません。
活動量や生活様式によっても異なりますが、事前にカロリーを確認して、日常的に飲むスポーツドリンクは「〇〇ml」までと決めておくと良いでしょう。(もちろん、熱中症の症状を感じた際には迷わずスポーツドリンクを飲んでください。)
日常的、予防的な水分補給には、ゼロカロリーの天然水に塩分を含んだタブレットなどを併用するのがおすすめです。
天然水と塩分でカロリーオフの熱中症対策を
熱中症対策には水分だけではなく塩分の摂取が欠かせません。
とはいえ、カロリーを考えると、大量のスポーツドリンクを毎日飲むことはおすすめできません。
そんな時こそ、塩分を含んだタブレット(市販のものでOK)とミネラルが豊富な天然水を合わせて使用するのがおすすめです。
カロリーを抑えながら、水分と塩分を補給することが可能です。
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